江陵市立美術館(カンヌン・シリプ・ミスルグァン)は、2006年9月元々江陵美術館(カンヌン・ミスルグァン)だったのが市立美術館として再開館した。江陵市立美術館は2階建ての建物の中に160坪あまりの展示スペースを設けており、江陵市内(カンヌンシネ)のようすを鑑賞することができる。美術のみならず、すべての人が作品を通してコミュニケーションができる展示が企画されており、様々な体験プログラムの提供により文化芸術教育の裾野を広げている。

江陵市立美術館は、所蔵価値のある作品を収集・展示し、新人作家を発掘しており、地域住民の参加と住民とのコミュニケーションにより運営されている。様々な展示や個人展示会などが開かれているので、訪問の際はインターネットホームページから展示日程を調べてから行くと良い。美術家には展示のための貸館が可能である。展示との連携プログラムや子供・大人向けのプログラムなど、様々な年齢層を満足させる教育プログラムへの参加を通して文化芸術を自ら体験し、学んでみることをお勧めする。江陵市立美術館の観覧が終わった後は、建物の周辺にある丁寧に手入れされた前庭を散歩しながら景色が楽しめる。

高い丘に立地しているため訪れるのはやや不便だが、夕暮れ時に作品を鑑賞してからカンヌン市内の綺麗な夜景を楽しむと以前の不便さを忘れてしまう。カンヌン私立美術館周辺にオープンした様々な文化空間とカフェーにも立ち寄ってみよう。